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中学受験に出た(出そうな)国語の「難しい言葉」をご紹介。これで中学受験難語対策はバッチリ。語彙力をつけて志望校に合格しましょう! また、中学受験のお役立ち情報もご提供しています。執筆はプロ家庭教師アカデミア21。

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前回は塾等を(1)集団授業塾、(2)個別指導塾、(3)家庭教師、の3つ
にタイプ分けして、その特徴などをまとめてみました。今回は、特に「集団授
業塾」を選ぶ際のポイントについて考えてみましょう。


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(1)最適な塾は?
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中学受験に【最適な塾】はどこなのでしょうか?

それはズバリ!


・・・すいません、ムリです。

読者みなさんに当てはまる【最適な塾】なんて、ありません。


塾を選ぶには、様々な点を考慮しなければなりません。例えば地理的な問
題。良い塾でも通える範囲に無ければ、どうしようもありません。

あるいはお子様の性格、現在の学習の進み具合、潜在的な能力、塾の指導方
針、合格実績、云々・・・考えなければならないことは沢山あります。

だからこそ、皆さん塾選びでは苦労されるんですよネ。


というわけで以下では、

【具体的にどのようなポイントに注目して塾を選べばよいか】

を解説していきましょう。


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(2)塾を選ぶポイント
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 1.授業回数・時間等のシステム
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まずは、1週間の授業回数と時間をチェック!

でも、授業時間が多ければ良いというわけではありません。逆に、授業時間が
短いのが良い(悪い)というわけでもありません。


例えば【拘束時間が長い塾】の場合、一般的に授業料は高くなり、夕食は家で
はなく塾でお弁当ということになります。

塾に長い時間いるので、家庭で復習の時間を捻出するのが難しくなります。で
すから、塾で集中して学習ができていないと、【まともに勉強していない】と
いう状態になってしまいます。


対して【拘束時間が短い】場合は、塾で勉強をやらない以上、足りない勉強は
家庭でやるしかありません。一人で勉強ができるお子さんでしょうか? どの
程度ご家族の方が勉強をみてあげられますか? こういうご家庭の様子によっ
て選ぶべき塾が変わってきます。


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 2.塾の場所
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あるマーケティング調査の結果ですが、塾を決めるのにあたって最も重視する
のは【通塾時間】だったそうです。確かに、その塾に通いやすいかどうかは重
要な問題です。

家から塾までの往復時間、親御さんが送り迎えできるのかどうか、その塾の周
りの環境はどうか等が判断材料の一つとなります。

物理的な距離だけでなく、交通手段も重要です。電車なのかバスなのか、接続
はどうなのか、駅から塾までどれくらい歩くのか、なども考慮に入れる必要が
あります。

また、塾の【周辺の環境】も重要です。小学生が夜に出歩いても大丈夫な場所
でしょうか?


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 3.教材
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教材も学習に与える影響が大きいものです。カラー印刷されたカラフルな教材
を使う塾もあれば、モノクロ印刷のプリントを毎回授業で配るという形式の塾
もあります。

見映えは、もちろんカラフルなほうが良いです。プリント形式のものは状況に
応じて小回りがきくというのが利点ですが、ご家庭では配られた大量のプリン
トの整理に苦労される方が多いようです。


ところで、プリント形式の塾も多いのですがなぜでしょうか?

実は、塾側の【業務の平準化】という側面が大きいのです。つまり、冊子形式
だと一気に印刷しなければならないことから大量の印刷機が必要になります。

逆にいったん印刷が終わると、しばらくはその印刷機が遊んでしまうというこ
とになります。

加えて、教材を作る「人」も同様の状況になります。つまり、プリントにする
のは【コスト削減】という意味もあるのですね。

ご参考まで・・・
●【SAPIX】の名前の由来は?~四半世紀ほどさかのぼって~

話がそれましたが、できるだけ教材は実物を手にとって確かめてみて下さい。
それは、お子さんやご家庭に適した教材でしょうか?


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 4.カリキュラム進度
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塾によってカリキュラムの進み具合が異なります。

早すぎる進度では子供がついていけないかもしれません。かといって、遅すぎ
る進度では受験までに十分な力をつけることができません。

現状の学習度合いと潜在的な能力を考慮して、自分の子に適した進度の塾を選
ばないといけません。

また、【転塾の可能性】も考慮しておきましょう。進度の速い塾から遅いほう
には転塾できますが、その逆は難しいです。


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 5.テスト
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大手の塾には【その塾専用のテスト】があります。中小の塾でも系列の大手塾
のテストや、教材会社のテストを受験させられます。それは、理解度の把握や
能力別のクラス分けに必要なものだからです。

実は、テストのコンピューターシステムというのはものすごくお金がかかりま
す。ましてや先進的なシステムを導入するとなると莫大な投資が必要になりま
す。


この、テストのシステムも塾選びには重要なポイントです。ある塾では、テス
ト実施の翌日に結果がわかります。○×だけでなく、偏差値や1問ごとの正答
率も出ます。すぐに結果が出ると見直しもしやすいですよね。

結果が出るまで1週間近くという塾もあります。テストを受けたときの熱がだ
いぶ冷めてしまっていますね。しかもこの塾では、1問ごとの正答率が分かり
ません。

返却まで1週間以上という塾もあります。すでにテストの問題内容を忘れてし
まっています。この塾では、テスト処理にはあまりお金をかけない主義のよう
です。

定期テストは学習の道しるべとなってくれるものです。ですから、テストの処
理内容やスピードも重要な考慮点となります。


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 6.個別対応
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何十年前は、中学受験勉強というと大教室に子供がすし詰めにされ、大人数で
授業を受けるものでした。もちろん個人的なフォローなどはありません。

成績が良いも悪いも生徒(=親)の責任。塾の講師は、教えるべきことを教え
ていれば、それで良かった時代でした。


しかし今は違います。競合塾が沢山あるので、生徒さん個人個人を手厚くフォ
ローしないと他の塾に逃げられてしまいます。

例えば、質問にいつでも対応してくれ、保護者会や個人面談などを頻繁に行
い、テスト後には家庭に電話をかけて学習相談にのる・・・等々の個別対応が
期待されています。この、個別対応がどの程度できているかも重要なポイント
です。


個別対応の担当者は、授業をする先生が直接行う塾もありますし、専門のアド
バイザーがいることもあります。一概にどちらが良いともいえませんが、要
は、どれだけ必要なことを十分な水準でやってくれるかという点です。

これが十分でなければ、家庭教師などで補完しないといけません。逆に、信頼
できる家庭教師がいるのならば、これらは【かえって邪魔】になることもあり
ます。この場合は、【あっさりした塾】の方が適しています。


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 7.合格実績
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「結果がすべてなんだから、合格実績をみるのが一番じゃない?」
そんな考えをお持ちの方もいらっしゃいます。

いえいえ。難関校に沢山の合格者を出していても、だから【この塾が良い】と
は限りません。

合格実績が良い塾には、その合格実績にひかれて上位校を目指す人が沢山入っ
てきます。最初から、入塾する生徒のレベルが違うのです。

また、そういう塾に入れるご家庭は受験に対する意識も高く、ご家庭でも細か
く勉強をみたり家庭教師などをつけたりするなど、時間的・金銭的な投資もよ
り多くしている傾向があります。

ですから、難関校への合格実績が良いからといって、”誰でも”その塾に入れ
ば成績が良くなると思うのは、大きな間違いです。


むしろ、そういう【お客様】の犠牲の上に頂点実績が成り立っているような塾
も見受けられます。

ですから難関校合格者数を鵜呑みにしての判断は危険です。頂点実績だけでは
なく、お子さんの実力とあった学校の実績もチェックしないといけません。


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 8.志望校対策
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6年生後半の事なのですが、志望校対策をどのようにしているのかもポイント
です。

難関校については、その学校の名前がついたコースを設置する塾もあります
し、また学校別のコースはなく通常のクラスのみという塾もあります。

ただ、学校名つきコースがあったとしても、単に成績別のクラス編成に便宜的
に名前をつけただけの塾ものもあります。逆に、本当にその学校に特化した特
訓をしてくれ、すばらしい合格実績を出している塾もあります。これを同列で
論じるのは無理があるので、実態も調べてくださいね。

また、学校別コースが無いとしても、その時間を使って【家庭教師と勉強】し
た方が効率が良いかもしれませんし、あるいは実績のある【他塾のコース】に
通うというダブルスクールの方法もあります。

ですから一概にコースの有無や内容で決めるわけにはいきませんが、6年生に
なったときにどうするか、という予想図は描いておいて下さい。


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 9.子供の性格
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どのような性格のお子さんでしょうか? それによっても選ぶべき塾は異なり
ます。

例えば成績のよいお子さんの場合、難関校向けの塾で優秀な仲間の中で切磋琢
磨するのが良いこともありますし、逆に一般向けの塾の中で上位クラスにいた
ほうが気持ち良く勉強が出来て伸びることもあります。

塾は通常学力別クラス編成になっていますが、そのクラスも細かくレベルが分
かれている塾、3段階くらいの塾と様々です。あるいは、クラスだけではなく
座席の順番まで成績順という塾もあります。

負けん気の強いお子さんだと励みになるような制度も、消極的なお子さんだと
過度のストレスがかかるかもしれません。このような子供の性格と塾のシステ
ムの相性も十分考慮すべきです。


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以上のような観点から、わが子に合った塾を選んでいくとよいでしょう。

さて、いよいよ次回は【志望校に合格する塾の選び方3】として、具体的にど
の塾が良いのかを見極める方法を考えていきます。塾の情報収集の仕方から実
際に通う塾の決定までをお話しする予定です。


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